01. キスとキスの合間に




相手:バノッサ <サモンナイト>



「んっ…くすぐったぃ…」



ちゅっと音が響き渡る。

の髪に顔を埋めて首、耳、頬、肩にキスを降らしていく。
そのたびにバノッサの髪が肌に触り、ぞわっと電流みたいに体に何かが走る。



聖王都に用事があり、しばらくサイジェントを留守にしていた。
帰ってきて最初に寄ったのが恋人のいる北スラムだった。
カノンもフラットのほうに遊びに行っているのか家に誰もいない状態。
いたのは家主であるバノッサだけだった。

2階の自室にいると思いはバノッサの部屋を開けた。
もこっと膨らむ布団についつい笑みがこぼれる。
朝にはめっぽう弱い恋人はまだベットの中のようだ。

近づいていったとたん、強い力に引っ張られベットの中にダイブしたのだった。



「どうしたの…?それより、早く起きて…」
「うっせぇな…少しぐらい大人しくしてられねぇのかよ」

「ちょ…なんで大人しくしてあげなくちゃいけないのよ!」



いつもはの意見を聞かずに事情に走ってしまうバノッサだが、
今回はそんなことはせずに、ゆっくり何かをかみ締めるようにキスを降らしていく。
優しく上に被さり、すり寄るようにキスを落としていく彼が甘えてくるのが嬉しく思う。

キスの間、目を合わせないバノッサの行動が気に食わなくて、埋めていた顔を掴み目線を合わさせる。
触れるぐらいの優しい行動をしていたのでの力でもすぐにバノッサの体は起き上がった。

揺れる二つの赤い目。
その目がの瞳に焼き付けられた。

最初に会ったときの感覚。



「…どうしたの?らしくないよ…?」

「俺様らしくないってか…?だったらこんな風か」



にやっと笑った彼には迷いの瞳はなく、勢いよく唇に重ねる。
んっと漏れる声に満足しながら夢中で貪る。
小さく開いた隙間を見つけて舌を潜り込ませの舌に絡みつく。



「ふぁっ…んっ…」
「こんなにお前が近くにいねぇと不安だとは思わなかったぜ」



キスの合間にバノッサの本音を聞いたは目を見開く。
愛しそうに見つめる彼の瞳がまたぶつかりあった。


(そういう風に思ってくれてたんだ…)


普段こちらからしか言葉を口にすることがなくて、不安に思っていたときもあった。

だけどそれは違っていた。
バノッサは側にいることで好きという言葉を表していたのだった。

言葉に出すのが苦手な彼らしい行動。
自身こうして離れてみていつもとは違う行動で気付けたようだ。
おそらく呟いてしまったのは無意識だったんだろう。
の驚いた顔を見て、バノッサも何かに気がついたのか。
キスをしたまた止まってしまった。

そんな彼の行動がまた可愛らしくて思いっきりバノッサを抱きしめる。
その行為で二人の唇は離れた。



「なんだよ…」
「いや、なんかバノッサが可愛いと思っちゃってさ…嬉しい」



ぎゅっと力を入れて抱きしめれば、それに答えて背中に手を回してくれる。



「テメェは俺から離れんな。俺だけを見て俺だけに愛されていればいい」
「そんなにも愛を貰えるならもう十分だよ…」



こんなに愛されることが嬉しくて。
また目を瞑れば優しく温もりが感じられる。


素直じゃない彼の治療法は少しの間離れてみると実感しただった。














懺悔
はい。うん。書いた見た(ぉ)
短編が苦手な私が久々にちゃんと書いてみた!!
微エロということで…私あんまり中途半端って無理なんですよね(ぇ)
なんか途中で止めると勿体無いって(ぇえ)
だけど、キスだけで終わるというのも楽しいですねーv
お預けですーvバノッサさんv


バノッサ「…」
優「不満なのは分かるけどぶすっとしないでv」
バノッサ「食わせろ。を」
優「…何よ寂しがりやのバノッサちゃん♪そんな欲に埋もれないで★」
バノッサ「シバくぞ…テメェ(怒)」


トークを入れつつこれで失礼vv



2007/09/04 執筆
2011/12/20 修正