相手:幻影[ホウオウ♂寄り] <ポケットモンスター>
「…なんなのだ…?」
困った顔で座っている一人の男。
赤を基調にした虹色の髪をもっている。
そして、彼の膝の上には女性の頭が乗せられていた。
―――世間ではそれを膝枕という。
ひらひらと舞い散る紅葉…。
その散る赤い紅葉が幻影の髪へと落ち、またの顔にするりと落ちる。
自分の髪に落ちる葉は気にしないが、の顔に落ちた紅葉はさっと払う。
「…んっ…」
「…(起きたのか…)」
「…すぅ…」
「…まだ寝るのか、この小娘は…」
起きない彼女に苛つくと思いきや、彼は愛しそうにまた舞い散る紅葉に目線を映す。
「この娘は…いったいなんなのだ…なぜ我は惹かれる…」
自分を呼べるのは透明の鈴、虹色の羽、それから…強い意志を持っているトレーナー。
なのに、その条件がそろっていないのに幻影は舞い降りてしまった。
―――寝ている彼女に近づいて。紅葉にまぎれるかのように
まだ野生でいきている彼だが、幻影というあだ名はある女がつけたものだった。
少し前…そう…がつけたのだった。
前もこんな風に同じ場所で寝ていてふと眠気眼の彼女が気づいたときにそっとつぶやいたのだ。
何回も夢と現実の狭間でホウオウである自分は見て知っていたが、その時話したのが初めてだった。
もっとも彼女ははっきりとした意識がない状態だが。
『…綺麗…?幻、影…?…』
『…我はそのような名前は持ち合わせてはいないが…お前がいうのであれば…』
―――もらってやるとしよう
彼女は満足そうにほほ笑むとまた眠ってしまった。
幻影はその言葉通り、その名前を受け取りまた彼女の近くに舞い降りている。
毎回会うのは彼女がその目を閉じている時だけ。
…幻影自身、まだに会うべき時ではないと思っているからだ。
「早く我を迎えに来い…お前の瞳に映るのを楽しみにしているのだぞ…」
膝枕の体制から抱きかかえこみ、起きないようにそっとキスの雨を降らす。
きつめに跡を残しても彼女は起きる様子がない。
「…お前はまだ起きなくてもよい。我の好きなようにする…」
静かに寝息を立てる唇に深く重ねる。
味わうかのように唇を舌でなぞりさらに舌に絡める。
ちゅっ、と鳴る音は静かな空間に消されていく。
まるで、この空間だけが別に存在するかのように。
儀式のように交わされる二人の唇。
苦しそうに歪めるの顔を見たときにやっと幻影は唇を離す。
乱された呼吸を落ち着かせるようには息をする。
―やりすぎたようだな…
起きそうになるをそっと木に寄りかける。
まだ、会う時ではない。彼女の瞳に姿を映すわけにはいかないのである。
「我は待っているぞ……お前がいつか資格を持った時に…」
―我の前に現れるのを…
# # #
「ん…」
なぜか寝ていたのに息苦しくなりはそっと目を開けた。
…誰か周りにいた気がする。
「なんか頭が気持ちいいのと酸欠でくらくらする…」
(あれ…、なんで酸欠なのかな?」
思いつかない理由にちょっと疑問が浮かぶ。
よいしょっと腰をあげてお尻についた土を払う。
「でも、誰かいたんだよな…気のせいかな…」
ここの紅葉と同じような髪を持ち、待つと告げた青年の姿を。
だけど、の意識はなくてただ幻の彼を浮かべた。
「幻影…あの綺麗な彼がいた気がするんだよね…」
自分が勝手につけてしまった彼の名前。
会うたびにこの名前が絶対合う…そう思っていた。
夢と現実の狭間のときにしか姿を現してくれない。
だから、としてはまだ彼と会話したことがないのだ。
「意識がはっきりしてなくて、とけている空間で彼に会っている気がする」
綺麗で儚くて彼の存在。
だけど、しっかりとした彼の形はわからなくて、そして【幻影】と呼んでいる。
彼のような存在は【名】をつけられるのは嫌だと思うが、彼は嫌な顔をしなかった。
「まだそのときじゃない…いつ会えるのかな…」
そっと違和感のある唇を触る。
―そして全ての資格がそろった彼女と孤高の存在である彼があうのはそんなに遠くはない。
# 置 手 紙 #
はいな。
これで最後の夢小説です。ぐだぐだです。万歳←
私いつもお題は途中であれまvvな感じになるのですが今回はなんとか書き終えました!
珍しいんだよ!私がやりきるの(ぇ)
だけど、今回はどれも楽しくかきましたvv
さて、今回はポケモンが発売して今プレイ中です。
その中から誰がいいかと模索をしていたら、
やっぱりHGとSSなんで、ホウオウかルギアかで迷いました。
しかし、私はHGから開始しているのでホウオウさんで。
あと、いい感じにできたので。
ただ、ルギアもしてみたい気がしますが、きっとホウオウで終わると思います。
ホウオウのほうが擬人化しやすそう←
一応幻影(げんえい)【ホウオウ】/おだやか/すこしいじっぱりとのこと。
…やばい、つぼる(はぁはぁ)
なんで、今回は結構楽しかったりしました。
だけど久々に夢をかいたので、さすがにちょっと難しかった。
でも余は満足じゃvv
幻影「御苦労…我が最後とは」
優「最後の最後まで悩んでました。相手をvv」
幻影「しかし、最初書いていたのときはどうお題にそるのかと思ったら無理やりだと思うのだが」
優「あえて、それはいっていただかないほうがありがたかったのですがvv←」
幻影「だが、頑張ったことに対しては我はほめてやる。我は寛大だからな」
優「…そりゃどーも」
幻影「しかし、まだ人型の姿もだしておらぬが…」
優「…あえて読んでくれた人に想像していただこうかしら(ぇ)」
幻影「…」
優「!?にらまないで(汗)だけど、誰かがみたいといったらかいてみたいとは思うよv」
幻影「貴様に頼むものがいるかわからんが、気が向いたら描け」
優「わかったよ」
2009/10/26 執筆
2011/12/21 修正