先ほどの争いとは打って変わって、
カノンはにこにこと笑顔を浮かべながら食事の用意をしていた。
一方バノッサは機嫌が悪いのか速攻で部屋に入っていってしまった。
とアシュタルは呼ばれたほうなので静かにイスに座り、時を過ごす。
「・・・どうしよう・・・」
「好意に甘えるのはいいことだと思うぞ」
机に顔をつけ、ごしごしと顔を動かす。
手入れされている机の冷たい温度が肌に浸透する。
「っていうか、全然情報がないのにどうすればいいのよー」
「・・・エクスもあまりバックにある組織のことを言わなかったからな」
「無色の派閥ね・・・」
昔の文献でみてみると、かなり無茶をする儀式などを行っている形跡があった。
ある島を利用した戦争とかも。
「まぁ・・・サイジェントの近くであういうことが起きたんだから、何かしらこの街も関係してくるでしょう」
「だな」
「お二人ともご飯できましたよ、すみませんがバノッサさんをどちらか呼んできてくれないでしょうか?」
いいにおいがしてきたと思ったら、台所からカノンがにこっと微笑んで食事を出しに来る。
だけど、まだ作るものがあるらしく呼びにいけないらしい。
「アシュタル、あんたカノンを手伝ってあげてよ。私呼んでくるから」
「わかった・・・なにかあったらすぐに呼べよ?」
がたっと席をたっては二階に、アシュタルはカノンのほうへと向かった。
二階に足を運ぶと、今にでも抜け落ちそうな廊下が続いている。
部屋もそこそこあるらしいが、なにせ壊れている部屋が多い。
探すのに手間はかかりそうにないみたいだ。
「それにしても・・・こんなところに住んでいて・・・体の健康状態とか大丈夫なのかな・・・」
手を横の壁にあて、必死に主が居る部屋を探す。
すると、まだほかの部屋に比べるとましな部屋が顔を覗かせる。
扉もしまっていて、おそらくここにみたいだ。
「・・・えっと確かバノッサだったっけか?」
主の名前を確認して扉を叩いてみる。
コンコン____________________________________________________
静かな廊下に叩く静かな音が響き渡る。
「・・・あれここだよね?」
申し訳ないと思いつつ、扉を少し開ける。
すると光があたってない部屋の奥のほうにベットがあり、そこが少し盛り上がっていた。
耳を澄ましてみると、すぅと小さな音が聞こえてくる。
「・・・寝てる?」
音を立てないようにそっとベットに近寄る。
身を乗り出して顔を近づけてみた。
「うわぁ・・・結構綺麗な顔をしてるな・・・」
光があたらなく、ただつきの光に照らされた顔。
もともと整った顔をしていたので、普通に目を閉じていると本当に綺麗だ。
「女の私がかなり嫉妬しそうな顔してっ_______________________________」
ぐいっ_________________________
じっと見つめていると強い力に体を引っ張られた。
びっくりして目を見開いていると、先ほどまで寝ていたバノッサが自分に馬乗りをしている姿だった。
「・・・・あの〜バノッサさん?」
「・・・・・」
まだ眠気から覚めていないのか、まだ目が据わっている。
冷や汗をかきつつ、必死にバノッサの記憶を呼び覚まそうと試みる。
「あの・・・カノンに言われて・・・ご飯できました・・・ってぇ!!?」
事情説明をしているときにいきなりバノッサの体がなだれ込んできた。
寝ぼけていたのか、そのままの上で目を瞑りすぅっとまた寝息を立てる。
______________ぇ・・・
「どうしろと・・・・?」
ふぅっと溜息をつきバノッサを見る。
さっき見た赤い瞳。影をさして光る目。
あの目を見たときに、何かが訴えかけてきた。
何か虚ろに彷徨っているような・・・そんな感じ。
「さて、起きたとき私どうすればよいのだろうか・・・」
「さん、少し遅いですねー」
「俺が見てくる」
ご飯の用意を済まし、席についていたアシュタルとカノン。
だが、呼びにいったはずのもなかなか帰ってこない。
痺れを切らしたのか、アシュタルが乱暴に席を立ち、二階に足を運ばせる。
アシュタルがきょろきょろ見渡してみると一つの部屋だけ、しまっている部屋を見つけた。
そっと近づいて、控えめにノックをする。
すると、小さい声だが何か中から聞こえてきた。
「、いるのか?」
がちゃっと扉をあけて一歩前に進めたアシュタルが中の光景をみて固まる。
「やっほ〜・・・ごめん、どかして?」
ひらひらと手を動かして必死に自分の位置を教える。
今の現状・・・・バノッサに乗られている。
プチン___________________________________
何かの合図でアシュタルは一気に距離を縮める。
そして、思いっきりバノッサを掴みベットからずり落とす。
どさっ__________!!!
「いつっ!!!!」
「、大丈夫か!!!」
ベットの上に座っているの腰に手を入れて持ち上げ、ベットの端に座らせる。
下ではバノッサが呻き声をあげる。
「あ・・・私は大丈夫だけど・・・・」
「何かあったら呼べといっただろう!!こんな
白いものに押し倒されているな!!!」
「あん・・・てめぇ・・・今何いいやがった・・・・」
のそりと立ち上がってアシュタルの肩を掴む。
二つの目がお互いに火花を散らす。
「二人ともやめなさ_______________________」
「皆さん遅いですね・・・・・
何やっていらっしゃるんですか(笑顔)」
とめようとしたの声をさえぎり黒いものを含む声がそこに響き渡る。
アシュタル、、バノッサが振り向いてみるとお玉を持ち震えるカノンの姿が。
「折角作った食事が冷めるじゃないですか・・・早くしてください・・・」
震える手が持つお玉が扉にこつこつあたる音が部屋に響く。
冷や汗をたらしつつ、3人とも首が折れるんじゃないぐらいの速さで頷く。
「でしたら、早く下に下りてきてくださいv」
そういい残すと部屋を出て行った。
あとに残ったのは静まり返る3人の姿。
「とあえず、今は下に行こう・・・カノンが本当に怖いから・・・」
「「ああ・・・(怖いぞ・・・!!!!)」」
今まで喧嘩していた二人の意見が合わさった瞬間でもあった。
***
っていうか主人公がどこの派閥からきたのかわかっちゃいましたー(爆)
といっても所属しているわけではないのですけどね(にへっ
先に進まないぜー。
っていうか、カノンのブラックさがかなり磨きがかかってますねー。
一瞬、微エロにしようかと思ったのですが、
それならばオープンのほうがよろしいかと思って(殴)
今回は抜きましたー。
次ぐらいに結構進めるようになりたいなー。
2006/3/23