第01夜









草も生えていない荒野。荒れ果てた大地に足を踏み入れている少女と男がいた。

風が吹けば彼女の髪が揺れる。光が照らせば、彼女の髪が煌く。

その繊細な姿からはか弱き少女と見える。


一方男のほうは、背が高くすらっとした体のライン。

少女のほうとは違い銀色の長い髪が歩くたびに揺れる。

しかし、爪の先を見てみると鋭く何もかも引き裂いてしまうような凶器。



そんな不釣合いの二人が荒野を黙々と歩いていたのだ。



彼女の名前は。彼女を守護する【護衛獣】となるもの、アシュタル。

そう、彼女は召喚師。この世界リィンバウムにおいて優秀なる召喚師である。



そんな彼女がこのような辺境の地、【城塞都市サイジェント】にきているのには理由があった。


ある派閥の命により、大量の魔力が流れた理由の調査。


そう、ここの大地で大規模な召喚儀式が執り行われたのだ。




「大体どの派閥が執り行ったものか見当はついているよね」




ざざと、歩いていた足を止めた。

足を踏み入れていたところには大きな召喚円。

周りには召喚儀式を行った者たちの屍が倒れていた。




、お前よくこんな残酷なもの見て冷静に言葉が吐けるものだな」



「私だって嫌だよ、だけど冷静にしてられないと今回の事件・・・片付けられないよ」




座って、手をかざす。

するとまだ効力をもっているのか召喚円が光りだした。




「とりあえず、効力をなくすしか今は方法がないね」



「手伝うが?」



「アシュタルの手をわずらせるまではいかないと思うよ」




そういうとは手を閉じ両手を地面にあて、言葉をつぶやく。

すると今まで光っていた召喚円の反応が少しずつ薄れていく。

すっと手を離すともう、微量たる魔力も発していなかった。




「これで、ここからは召喚できないわ」



「だが、別のところで召喚の儀式をされていたら同じだけどな」



「まぁね・・・だけど、確かに儀式をやった形跡はあるみたいだね」




”派閥のいったとおりだ”とつぶやいた。

そして、ささっと召喚円にかかっていた砂をはらい、文字を見てみる。




「サプレスの魔王召喚儀式ってところかしら」



「やはりな、ここに来るときにサプレスの魔力を感じていたからな」




確かめるとは街の方に歩いていく。

その後ろを一定に保ちながらアシュタルもついていく。




「どうやら、召喚の儀式は失敗だったみたいだな」



「えぇ・・・だけど別のものが召喚されたみたい」



「・・・別のもの・・・か」




砂埃が舞う、その先に見えるのは【城塞都市サイジェント】

それを見据えて歩いていく。

は不安に顔を歪め、アシュタルは楽しそうに口元を綻ばす。






そう・・・運命はすでに動き出している。

翻弄されし一人の少女。

彼女はいったい、何者なのか・・・。























*****

サモンナイトまたまた書き直し(ぇ)
だってだって・・・1からやっぱりかきたかったんだもん(グスン
っていうか順番変更です。
多分、1→2→3と、ゲームがでた順番で流れていくかと思います。
同一主人公で(笑顔)
バノッサがやっぱり絡ませたいんだもん。
バノッサが大好きなんだもん。
だから許せないのです(殴)

アシュタルが護衛獣なのは私の趣味です(爆笑)
っていうか、この展開は私が前のサイトで始めにかいていた内容なんですよね。
ただちょっと流れが違うだけで。
主人公の呼び名がちょっと違っていたりねvv




2006/3/22