「むぅ・・・まだ不吉な気が出ておる・・・」
バウロズの側で占いの鏡を見ていた年を老いた男が小さくつぶやいた。
その言葉は夜の闇に消えていく。
誰にも聞き取られないと思いながら・・・
「ここ数日・・・水竜様の様子がおかしい・・・」
<大河の子ら>が崇めている存在・・・それが住んでいるのが【激流の大河】。
最近その大河が恐ろしく荒れていて、ろくに舟が出せないのだ。
「一体どうしたというのだ?」
「それはね、彼らが近づいているからだ」
「だ・・・誰だ!!?」
ここには年老いた男・・・司祭ガーヴだけのはずだ・・・少なくとも本人はそう思っていた。
だが、確かに今第三者の声が聞こえてきたのだ。
疑問を返す答えのような言葉とともに。
そこにたっていたのは不思議な雰囲気を出す男。
「水竜【アクア・サーペント】を静める術を知る物・・・かな?」
その言葉とともに司祭が先ほどまで見つめていた鏡にひびが入り砕け散った。
達は先ほど助けた子供達とともに彼らが足を休めている場所までついた。
「ここが今<大河の子ら>が住んでいる場所です」
「今?」
「ルーディ、<大河の子ら>は移動する民族なの、一箇所の場所に留まることはないのよ」
「・・・」
がこそりとルーディに教えれば感心したように頷く。
それを耳に入れたアシュタルはその目線を近くにいた古くからの友に移した。
「移住生活か・・・よくもまぁ遭遇できたものだ・・・なァ、グロス?」
その鋭い視線はグロスを捕らえいている。
「大河に沿って行けば会えるとふんでいたからね」
(この子達が<大河の子ら>だとわかっていたこと根に持たれたかな?)
つぅ・・・と滴る汗と友にアシュタルのきつい視線に耐える。
「さん」
「・・・あ、クレマンさん」
子供達の頭を撫でていたに声をかけてきたのは父親であるクレマンだった。
なぜ知っているのかとアシュタルは少し考えたが、
そういえば助けてもらったことがあると話を聞いたことを思い出して、言いかけた口を閉じる。
「あの時はありがとうございました」
「いえ、ロゼ達を助けてくださったのです。あれぐらいは当然ですよ」
「お前は一体どんな危険な真似をしてきたんだ」
アシュタルの注意がにうつる。
むぅと膨れたにはぁとため息がこぼれる。
「だって・・・しつこいんだもん・・・ヴァンったら・・・」
「・・・ヴァン?」
「あ、気にしないで頂戴!!・・・それよりなんか大河の様子が違うと思うんだけど」
思いっきり不自然にそらした話題はここの大河の話になった。
少ししかいなかっただが、少しのことは知っているつもり。
もともと、<大河の子ら>はバウロズを下って生活を送っている。
だが、が指摘する通り今の荒れようは半端ではなかったのだ。
案の定、今の状態ではわたれないらしくてクレマン達も困り果てていたのだ。
「だが、その困苦も今日で終わりじゃ」
「!?」
「先ほど・・・託宣でよい知らせがでた。近々ここを発てるだろう」
「・・・何よこの変なオジサン」
レイシィの一撃でクレマンは苦笑する。
”私達の司祭、カーヴ様です”といえば驚いたように声を上げた。
「しかし、カーヴ様・・・今のバウロズの荒れ様・・・当分渡れるとは思いませんが・・・?」
「わしの託宣が信じられぬか?水竜様はじきに落ち着かれる」
それを聞いたルーディとレイシィはお互いによかったねと声を上げる。
しかし、クレマンは違っていた。
あんなに荒れ果てていたのだ・・・それをいきなり落ち着くとは・・・。
心配し”カーヴ様?”と声をかけたが、意味深げにルーディ達を見たカーヴは去っていった。
アシュタルも何かしら不穏な空気を感じていたがどこかしら様子のおかしいが気になった。
「どうした。少しつらそうだが・・・」
「ん・・・なんか体が重くて・・・」
(この感覚・・・前にどこかで感じた気がする・・・そう・・・アヴァロンで・・・)
ぎゅっとアシュタルの服を握る。
こうしているだけでなぜか安堵する。
「なんかだるいよ・・・」
「・・・俺がお前を抱え守ってやる。・・・だから安心して身を預けていろ」
その言葉を聞いては瞳を閉じてアシュタルにもたれかかった。
そんなをぎゅっと捕まえ腕に閉じ込めながらルーディたちが床に伏せるテントまでいった。
「様・・・あなたはそちらにいる方ではないのです。・・・目を覚ましてください」
そんな姿をぎりっとにらみつけるように見つめる人影が・・・あった。
#後書き#
Vists購入後初めて打った(笑)
しかし、なんか久々に過ぎてそんなストーリーにしていたか忘れました(ぎゃぁ)
そして主人公達があまりしゃべれなかった!!ぐぅあああああ。
アシュタルとラブラブにさせたい!!
そのためにはネット開通するまでの辛抱だ!!(?)
しかし、今まったくネット環境になってないのですが、
私はネットがなくても生きていけてると思うとすごいっす(ぁ)
さてさて、このお話もここまでこれたな・・・。
だってコミックの3巻までこれた・・・。
全部かけたら綺麗にまた手直ししてやっていきたいなー。
とりあえず、ひとつは長編完結をしないとな(汗)