『はいこれでいいですよ』
淡い光が放たれアシュタルを包み込む。
図書館を見守る管理者リプシーの【パト】。
霊界サプレスに属するもので癒しを得意としている。
「ふぅ・・あんなに緊迫した雰囲気は久々だったよ」
アシュタルの傷を見るとほぼ治りかけていた。
「パト!アシュタルの治療が終わったらルーディの方の検索を頼むよ」
もともと、ルーディが来たのは【呼び声の書】の真意。
管理者であるパトが検索しないと何も分かりはしない。
だが、パトの態度は少々冷たかった。
『・・・・先客がいらっしゃるので後にして下さい』
「え?・・パト?先客って!!?」
「あ、またいいネタみっけ!!きゃーvvこんなトコにも遺跡があるのかぁv」
”う〜覚えきれいないよーv”
先ほどから一緒にいる少女。
どうやらルーディが街で助けたらしくこうやって地下図書館まで足を踏み入れている。
そんなテンションが高い彼女をただただ呆然と見つめるグロスとルーディ。
どうやら、考古学者と偽っていろいろ聞いているらしい。
・・・彼女はトレジャーハンターなのだ。
「パト、それよりもルーディの方を頼んでもいいですか?」
の言葉にパトが耳を傾ける。
なにかといろいろな人たち、には甘いようだ。
『・・・わかりましたー』
少々納得いかない顔をしながらルーディのほうを見つめ上から下を見る。
『・・・知識を求めてここへ来たはずがそれよりも戦いを優先させるようなあなたが・・・』
可愛い雰囲気を放つものなのになぜか威圧的な雰囲気を出す。
『【呼び声の書】の所有者・・・フロルドの名を継ぐ者でしたとはねぇ』
「高位召喚術に関する情報が要るんだ!!教えてくれっ、パト!!」
彼の真剣に訴えかける熱意だが、パトはそれをいとも簡単に『嫌です』と切り捨てる。
そんな態度にルーディも頭に血が上ったのか、パトに反抗の態度を示す。
「ちょっ・・・とそりゃあないだろ、パト!!」
『・・・仕方ありませんね!』
パトの目線がルーディをしかと捕らえたと思ったら行き成りその目が光だした。
そしてルーディの体は全員の前で崩れ落ちた。
■■■
それを予想していたかのようには目を瞑る。
パトは本当のルーディの本心が知りたいのだ。
果たしてその道でルーディは納得する答えを最後に出せるのか。
自分の気持ちに嘘偽りをないかと。
「だって・・・【呼び声の書】の本当の意味を知るということは私の存在がなんなのかも知られてしまう・・・」
隣で薄着だった体に服をまとう彼。
彼もまた【呼び声の書】から生まれたもの・・・いや詳しくはそれについているものだが。
じっと見つめている視線に気がついたのかアシュタルが近づいてくる。
「どうした、・・・何か元気がないように見えるが・・・」
「んーなんでもないよ、ただルーディはどんな答えを出すかなーと思って」
その問いで今ルーディの身に起きていることをが知っているようだ。
「【呼び声の書】・・・本当にあんなものがなければここまでならなかったのに・・・」
「・・・」
「それに私だって・・・」
「・・・どういうことだ?」
ついつい口を滑らせてしまったことを後悔する。
アシュタルの目が細められる。
「どういうことだ・・・?ちゃんと答えろ、」
「・・・それは自ずとわかることだと思うよ?アシュタル」
_____________ルーディが本心を見出した時にね?
含みを残したまたアシュタルの側を去り、ルーディの側に座る。
ルーディの横にはずっと心配して手を握っている少女がいる。
後ろから見られている視線に気がつかないわけがない。
ルーディが本心を見出そうとしているのに、
私は大切な存在であるアシュタルに本心を出してない。
だって・・・あれはアシュタルにはいえないこと・・・。
あなたがメダリオンに閉じ込められてその後私がとった行動が・・・
無色派閥によってほしがることになってしまった私の存在。
私自身・・・【呼び声の書】と【古のメダリオン】の集合体なんてね・・・。
それも大量の魔力の器として私に宿っているなんて・・・
†後書き†
ふんがー。
やっぱりかいていて楽しいわv
アシュタルにちょっといろいろ感ずかれてますが(汗)
次のパトの語りで多分主人公の姿がいろいろわかってくると思いますよー。
とにかく今、更新を頑張っていきたいと思ってますよー。
っていうか、1番やらなくてはいけない、召喚1の原作沿いが(ぁー)
だって本当にどんな感じのストーリーだったのか私も覚えてな(殴)
・・・早く主人公の正体に気がつきたい人は反転すると見えるよv彼女の語りのあとに。
2007/3/9