「・・・・」
只今の機嫌は凄く悪い。
なぜかというと…
「これから、どうかしら…?」
「ふっ…いい女の誘いは断らないぜ?」
「ふふっ、ありがと」
さっきから、アシュタルの周りに女が寄ってくる。
___…うざい…
なぜ、イライラするのかわからないにとっては地獄だ。
そこに居たくないと思ったはバーの外にでた。
すると丁度いいタイミングでルーディが歩いてきた。
「どうしたの…ルーディ?」
「あ……アヴァロンに向かうために必要な物をそろえようと思って…」
「あそこに行くには、雪深い場所を通っていくからな…ちゃんと用意をしないと…駄目だね…
…だけどお金もってるの…?」
「………あはは」
あきらかにお金の話になると目が泳ぐ。
コモンエルスのルーディを見れば手持ちがないことに気付く。
____…盗む気か…
は自分の鞄から袋をだしてルーディに手渡した。
掴むとじゃりじゃり音がする。
「これ…」
「お金よ、また盗む気だったでしょ?それで買いなさい」
「……だけど…」
「だったら、私の買い物…そうねぇ…コートでも買ってきて貰おうかな…ほかはルーディが好きな物をかいな…」
「……ありがと…」
ルーディは顔を赤くしてぺこぺこしながら、町中に消えていった。
はふぅ…と溜め息をついて後ろを見る。
すると視界に銀色の髪が映った。
「……アシュタル…」
「よぉ………」
「何かしら…?」
「俺がこっちに召喚されてもなかなか喋る時間がなかったからな…久しぶりにちゃんと話そうぜ……?」
「……あんたはさっきの人と話してれば」
ぷぅっと膨れつつ、街を歩く。
にたにたと笑いつつの後ろをついていく。
「くくっ…嫉妬とは…可愛いものだな」
かっとなって振り向くとちょうど後ろで抱きしめようとしていたアシュタルの胸に顔がぶつかる。
「別に嫉妬なんかしてないもん…イライラしてるだけだもん」
「それを嫉妬とよぶと思うのだが」
゛まぁ…それはいいとして…゛
抱きしめられていた力が強まる。
「あの【大戦】のあと何処に行っていたんだ・・・フロルドも心配していたぞ?」
「まぁ・・・いろいろあったのよ・・・大丈夫大丈夫〜」
にへへと苦笑いをする。
___言えないよ…何があったなんて…
そうしていると、ルーディが勢いよく前を通過していった。
アシュタルとが抱き合っていたのはびっくりしていたが
後ろを見てみると、街の人たちが怒っている様子。
またなにかしでかしたようだ。
「ちっ…、追いかけるぞっ」
「ぇ…!!?ま_____」
□□□
「ふーーっここまで来れば平気だろ」
北の山脈手前でルーディは息を整える。
すると、近くからどさっと音がする。
「面倒なことはあまり起こさないでくれないか?付き合いきれんぞ」
「アシュタル〜いきなり飛ばないでよぉ…」
なにげにの腰を掴む。
いきなりの行動で必死にアシュタルの服にしがみつく。
「それでも『ついて行くしかない』んだろ?」
してやったりと思いながらルーディはにやりと笑う。
その言葉に苛立ちを覚えたのかアシュタルは呆れながら手を額にあてる。
「〜〜…確かにその通り…だがな…
『召喚者には直接危害を加えられない』という【誓約】がなければ痛い目にあわせてやるところだ」
殺気の気配が読み取れたのかルーディに焦りの色が見える。
「ま…またァ…怖い顔しちゃって」
「アシュタルは結構マジなこというから」
”言ったことはホントにしちゃうタイプだから〜”
あははとちゃかしていたルーディに一撃をいれてみる。
アシュタルはにまっと笑っての耳元に小さく囁く。
すると真っ赤になりながらルーディに引っ付く。
「なっ!!?!」
「アシュタルが何か企んでるっ!!?」
おろおろとあせりつつ、山脈の街道に歩いていく。
『ならばここでお前を全て俺のものにしていいか?』
___くぅ…さっきの嫉妬の件で遊んでるな…
ルーディの腕を引っ張り、さっきのことを思い出す。
そして先に進もう……
召喚が目覚める時が刻々と進む
□■□■□■□■□■あとがき□■□■□■□■□■
波に乗りつつ気合いで書きます(笑)
只今本でいうと第2夜だなぁ〜
このあとはルーディが召喚術を使いますねーー!!
戦記のほうではアシュタルとくっつきますv
本当は戦記→1→2→3も考えたんですが、これは別物語でv
アシュタルも大好きなんです!!
葉桐優
2006/4/1