は家の中に入って動向を見守った。
話を少し聞いてみるとやっぱりの思惑通りだった。
「やはり…書が狙われているか…」
その書を狙っている召喚士はペペルの白城までも陥落させたらしい。
フロルドは固くなに召喚士ではないと言い放った。
諦めた村人は悲しそうに帰っていった。
フロルドは急いで荷造りをし始めた。
たぶん…少年のだろう。
はそっと家をでて街へと足を運んだ。
駆け付けた時はもう遅かった。
「な!?…もう…っ…」
の目の前に広がる光景はもう…街とは呼べない代物になっていた。
火が広がり逃げれない人達の悲鳴が響き渡る。
は目を瞑った。
「酷い…無色…」
キッと睨みつけ、街の中心にいった。
そこにはドラゴンに乗った青年がいた。
はこの顏には見に覚えがあった。
「シミット…?」
「様!!?」
シミットはに名前を呼ばれると驚いたような顔をした。
もまさかシミットがここにいるなんて…と思っていた。
「まさか・・・あいつが動きだしたのか・・・シミット・・・」
「・・・あなた様さえ・・・来ていただければべリアル様の力が増大します・・・だから」
「・・・あんた達無色のやり方は気に入らない・・・だから私はそっちの協力はしないよ・・・」
の瞳には殺気が宿っていた。
シミットはその瞳をみてこれ以上言うと殺されるかもしれないので沈黙という道をとった。
その時召喚士がシミットのそばにきた。
なにかを伝えたあと、シミットの顔が変わった。
「わかった…もう来ないということは…いないみたいですね…まぁ…動くつもりがないかも知れないですが…」
はその会話でフロルドのことをいっているのがわかった。
話が終った時シミットに近付いた召喚士がを見つけた。
「あの小娘は…?」
「!?あの方を怒らせるな!…べリアル様が唯一認めているお方だ…何かをすると…べリアル様の裁きにあわれるぞ…」
シミットの言葉にあせった召喚士は一言『す…すみませんでした…!』と言って慌てて去っていった。
シミットは『失礼します…』と言い残し去っていった。
「…さぁ…動きだすのか…フロルド…お前はどうする…?」
はなにかを悟り呟いた。
その言葉は空に消えていった。
□□□
はシミットの行った方向に向かった。
すると…
血を吐きながら倒れているフロルドと本を抱えて放心状態のさっきの少年、それから耳がとがっていて銀色の長い髪がなびいている召喚獣がいた。
はその姿に見覚えがあった。
100年前に共に戦った仲間…
「アシュタル…」
が小さく名前を呼んだ。
それと同時にアシュタルの片手が地面に振り落とされた。
「おい出てきな…【深淵の王】!!」
ががっと大きな音を立て地面がトゲと化し無色に襲いかかった。
それに貫かれたシミットの体から血が滲出る。
もう…助からないだろう…。
「な…!?ば……馬鹿な…
召喚された者が召喚術を使う…だと…?」
シミットの体が崩れ落ちた。
アシュタルはじっと手をみた。
「ふむ…こっちの世界は加減が難しいな」
その冷静さに少年はアシュタルに怒鳴りつけた。
「ふ……ふざけんな!!今のでどれだけの街の人が巻き込まれた分かってんのか!!?」
「………さぁな…」
そういったアシュタルは回りをみた。
「…しかしその前からずいぶんハデにやられてたのだろう?
ならばいまさらどうなろうと同じじゃないか」
「何だと!?」
「フロルド!!!!」
アシュタルのあまりにも酷い飯草に、さらに腹がだった少年だか、の言葉にで止めた。
が肩を支えつつ、ごほっっと血をながしているフロルドが目にはいった。
「じいさん!!」
「………………」
「無駄だな………もう遅い…………
その歳でこの俺を召喚したんだ………当然だ」
「フロルド…余り喋るな…」
「…あやつを…頼む…」
フロルドが言い残したのは少年のことをにまかせた…そんな言葉だった。
そしてフロルドの体は光り、天へと導いた。
そして少年は形見としてフロルドの名前をもらった。
そして、アシュタルと【呼び声の書】を消すため、旅に出た。
は…新たなフロルドの成長を見守るのを楽しみにしていた。
___あんたの変わりに私とアシュタルがルーディを守るよ…
□■□■□■□■□■あとがき□■□■□■□■□■
なんか、久しぶりになってしまった…。
っていうか、漫画ではまだ1夜だよ(爆)
少し主人公の謎があきらかに〜!
…どうなるでしょうか(あはは
2005/11/27