* ACT.21 Mars





ディアス達やクロード達よりも早めに紋章の森の前へと到着した達。
もともと皆、協力して行こうとは思っておらず時間もばらばらなのだ。
達は朝の少しあちらが油断している時間を選んだのだ。

いつもは小さな子たちも遊ばせて学ぶというマーズの方針で朝、声が響いているが、
今はまったく声がしない。
この村の大切な子供達が皆誘拐されてしまっているのだ。
村の静けさが物語っている。



「えっと、術師さん・・・山賊たちは森の奥にいるんですか?」
「どうやら森には小屋があり、そこを拠点としているみたいです」



森に一歩踏み入れると静かだった森が鳥達が羽ばたく音でバサバサと響く。
どうやら様子からして本当に盗賊たちが紋章の森にいるようだ。


(結界を破っているということはあちらにも術師がいるということで間違いはなさそうね)


一歩一歩奥に進むように行くと少し拓けた場所に行き着いた。
だがそれと同時に視線をいくつか感じる。

は術師でもあり剣士でもある。
一緒にいる彼は術専門だから今回はが剣術に切り替えなければならない。



「私が彼らを引き付けますので、術の詠唱を頼んでもいいですか?」
「はっ・・・はい・・・」



心配そうに眉をひそめる彼に”大丈夫ですから”とふんわりと微笑んでは山賊たちに目を向ける。
細身の剣を構えて目を左から右にススっと動かす。


(1・・・2,3,4・・・あまり数はいないみたいね・・・これなら)


手を剣に当て紋章術の一つを詠唱する。
するとパキっと音をたてて剣がどんどん凍り付いていく。
氷属性術【ディープフリーズ】を応用して作ったものだ。



「さぁ・・・かかってきなさい!!」



高く跳躍して一人目に目をつけた山賊に切りかかる。
女と思って油断していたのかその男は一気に倒れてしまった。
流れるように次は少し遠めにいた弓矢を操る男に剣を投げつける。
氷によって鋭く尖っている刃は男の弓を落とし手にも傷を与えた。



「さぁ・・・今度は・・・」
「さすが様・・・やはり私の目に狂いはなかった」

「・・・!!?」



先ほど数えていた人数よりも多くの気配を感じた。
そしてなぜか仲間のはずだった術師の姿がなぜか山賊たちのほうにいるのに戸惑う。



「なっ・・・なぜ・・・」
「貴女が欲しいのです・・・手荒なまねはしたくない」



そして集まっていた山賊たちがを取り押さえる。
苦痛に顔を歪ませると先ほどまで一緒にいた彼・・・彼らから言えばボスの立場である彼は
”傷をつけたらただじゃおかない”と怒号する。


は捕まって連れて行かれる間もただただ自分の甘さを責めた。

ディアスには止められていた・・・怪しい人物だったということで。
しかし、彼の言葉を聞かないで行ってしまったのは自分の不注意だ。
本当に彼に顔を合わせることができない・・・それぐらい落ち込んでいた。

そして行動を起こすかのように、
抱きかかえられていた体を抵抗するかのように大きく動かす。



「んー!!」
・・・大人しくしていてくれ」
「ん!!?」
「君が大切なんだ・・・君を大切に思っているからこそ」



聞いたことがある心地よい声が聞こえてくる。
しゃべっているのは騙した術師のはずなのに、声色は落ち着いていてとても違う。
頭痛が起こりながらはその声を最後に意識が途切れた。



「大切なお前だからこそ、危険な場所において置けない・・・


この星は滅びる運命を辿るのだからな」










# 置 手 紙 #

はい、ようやく一歩が踏み出せた(笑)
サモンナイトの長編を打っていたらこちらに手をだすことができなかった・・・(汗)
いやー4月2日にスタオのPSPが発売で、ぜひとも買おうかなーって思ってるんだけど、
新しいイベントも追加だし。
移植前のあれはディアスのイベントはまったくないからねー(汗)
公式サイトを見ているとどうやらあるみたいだからねっ!
それにしてもディアスの声って銀魂の銀ちゃんだよねー。
んーほしいなー・・・。
ポータブルがないのが一歩踏み出せない。
・・・それまでにちょっと進めたいんだけどな★


2008/02/27