「で、私がお願いして出してもらえって・・・?」
「そうですわ。王様と親しいあなたならできることでしょう?」
セリーヌが言った一言が4人に響き渡る。
は行き成り話を切ろうとしてマーズのほうに歩き出した。
「ちょ・・・・・・まだ聞いてませんわよ!!」
「無理よ・・・今は多分その辺の冒険者と王様は合わせてくれないから」
「だからの力を借りたいといって・・・」
「私はこれ以上、あそこに迷惑をかけたくないのよっ!!」
の怒鳴った声が後ろをついてきていた3人の足を止める。
いつもほんわかして聞き上手で笑顔を浮かべたが怒鳴り声を上げるなんてなかった。
突然のことで3人も驚いたのだろう。
はっと気付きも口を噤む。
「・・・これ以上は言っても無駄ね・・・
確かに私はラクールから派遣されている研究者ではあるけど、王様に会えるまでの力はもってないのよ」
ごめんなさいと謝ったに
レナは横に首を振り”ううん・・・こっちも無理をさせちゃったから”と言って言葉をにごらせた。
レナとしてはの顔を見てそういう言葉をかけたのだろう。
・・・明らかに泣きそうな顔をしていた。
「さぁ、セリーヌさんもそんなこと気にしないで、頑張りましょう!!私たちの手で」
「そうだよ、もともとは僕達の見送りだったんだから頼っちゃダメだよ」
二人のフォローによってセリーヌもそれ以上は言うことはなかった。
怒るつもりはなかった・・・。
ただ、本当に迷惑はかけたくないの・・・私はあの人たちとは関係ないの・・・。
ふふっ・・・こんなことレオンにいったら泣いて怒られちゃうだろうな。
前に打ち明けた時に散々泣き散らかされちゃったもんね。
が頑なにしてたのは、本当は拾われた子供だということだから。
当然研究者にも王家のもの達の血が混じってない。
そのことで、異端な目で見られていた。
実力を買われて王様にはよくしてもらっていたけど、
王様が離れれば陰口があちらこちらから聞こえてくる。
義弟であるレオンはそんなをみては泣いていた。
優しい弟のために少しでも離れようと思いクロス大陸まで来て紋章術を習ったりした。
今だって、研究者という立場を利用してクロス大陸にお邪魔していたのだ。
そこで、レナやアレン・・・そしてディアスに知り合った。
両親と呼べる人がいない私だった。
レオンのほかに始めて友達・・・大切な人を作ることができた。
とくに・・・ディアスは大好きだった。
ラクールに帰っている少しの間でディアスが村を出て剣士を目指していることを知った。
だから、彼の後を追いたく、剣術の練習もしてある。
今みたいに周りを回っていればディアスに会うことができるかもしれない。
そう思ってラクールから引っ越すための手続きもちゃくちゃくと進めていたりする。
だけど、それを許さないかのように今回のソーサリーグローブのこと。
不安に押しつぶされそうだけど、彼の名声を聞くたびにやるきが出てきて今に至る。
レナが旅に出て少しでも協力してあげたい。
だけど、あそこをでようと思っている私にとっては、セリーヌの申し出はとても受けられない。
そんな風に昔を思いつつはマーズに向かっていた。
その様子を心配そうに見ながらクロードたちも後ろをついていった・・・。
#後書き#
お疲れちゃん。
ちょっと主人公のことを話してみましたv
ディアスに対する思いがつらつらと。大好きなんだね(笑顔)
視点がばらばらで困ったものだ・・・。
最後の語りはもはや視点ぐちゃぐちゃ;
みにくいかも・・・ごめんなさいね;
だけどこの辺で主人公の心情とかを入れてあげたかったんだよ。
マーズに行く前・・・ディアスと会う前までぐらいに、ちょっと弱くなりたかった(ぇ)
さて次からは愛しのディアスだ!!
ここは気合入れてかくぞっ(にへっ)
2007/06/03