クリスと会ってあれから暫くたった。
あの時をさかえに、クリスとも会っていないせいか、もだんだん心配になっていく。
もう残り短いのに・・・
んーと考えながら宿の中を歩いていると城の遣い人がこちらに走ってくる。
こちらも止まる。
の前にやってきた人はピシッと敬礼をし、口を開いた。
「クロウザー王子とロザリア姫との婚儀が明日となりましたのでご連絡にまいりました」
「そう・・・わざわざありがとうございます」
”つきましては、様の衣服もご用意させて頂いてますので今日は城にお泊まり下さい”
おそらく王の命令だろう。
それを聞き、片付け部屋を後にした。
□□□
「ロザリア・・・よく似合うわ!」
「ありがとう、」
次の朝。
ロザリアの姿を見に来たはあまりの綺麗さに見惚れていた。
そんなに恥ずかしかったのか扉の方に顔を向けさせる。
「ロザリア・・・なんなの・・・」
「はっ、恥ずかしいからもう行ってて!」
ぐいぐいと押されて部屋をでる。
すると前を忙しく通るひとだかりが。
目で見送っていると、見知った金色が見えるではないか。
あちらも気が付いたのか、に手を伸ばすも届かず連れていかれてしまった。
「・・・ぇ、クリスよね・・・?今まで何処にいってたのよ・・・」
だが、寂しそうに語っていた目はにとって気になるものだった。
□□□
婚礼の儀が行われる中央の近くに座る。
王から直に呼ばれた者なのでそうとう高い位置にいる。
そして式が始まり、クロウザー王子とロザリア姫が歩いてくる。
儀式が始まり誓いの儀が行われる。
「______汝、ロザリア・R・ラクールよ・・・そなたはクロウザー・T・クロスを夫とし、終生変わらず愛することを誓いますか」
「はい・・・」
「よろしい・・・」
ロザリアが終わり、今度はクロウザーに振り向く。
「ではクロウザー・T・クロスよ。そなたはロザリア・R・ラクールを妻とし終生変わらず愛することを誓いますか」
「______________は・・・」
「クリスッ!!」
式場が騒がしくなり、みなが騒ぎ始めた瞬間クロウザーを呼ぶらしき声が教会に響き渡った。
人々の合間をぬって、一人の女性が現れた。
「セリーヌッ!!!」
クロウザーが女性を呼ぶと同時に二人が抱きしめ合う。
二人の間を神聖な空気が纏う。
「クリスッ、私ッ・・・私・・・」
二人の所に一人近付く影がいる。
「王子・・・」
「ロザリア・・・」
二人の間に不穏な雰囲気が漂う。
ロザリアはふっと儚げな顔を見せてクロウザーに背中を向けた。
「誰か、彼女のために素敵なウエディングドレスを用意してあげてちょうだい」
“親同士が決めた結婚とはいえ、自分にウソをついてはいけませんわ王子・・・“
______________どうかお幸せに・・・
毅然として去るロザリアにかける言葉がなく暖かい目で見守る。
よくぞあんなに素敵な言葉をかけれるロザリア。
もクリスのもとに歩む。
「クロウザー、これがあなたが確かめたかった気持ちなのね・・・?」
「・・・」
「それなら私も頑張って王様に説得を・・・って、なんであなた達がいるの?レナ、クロード?」
あんぐりと自分を見る視線に気が付いたのか、はそちらに目をやる。
ことの成り行きを二人に簡潔に説明をした。
少し誤魔化したところもあるが、セリーヌとレナ、クロードを宿屋に戻らせることを伝え、
達は今だ整理がついてない王様のもとに向かった。
「クロウザー・・・これは一体どういうことだ!!姫にあのような恥をかかせて・・・」
「申し訳ございません・・・父上」
やはり思った通り。
凄い剣幕で詰め寄る。
クロウザーもロザリアにはとんでもないことをしたと思っているのか、
謝ることしか出来ず拳をぎゅっとしめた。
「王様、どうか彼だけを責めるのはおやめください・・・ならば私も同罪です・・・」
「・・・」
「二人の気持ちを考えたらあの結果が一番よかったのです」
「そうか・・・」
クロウザーとロザリア二方が一番信頼しているものに言われてはさすがの王もなにも言えなくなった。
はほっとした顔を見せ、名残惜しつつもレナ達がまっている宿に向かった。
♯後書き♯
ばんざーい!!
長かったクロス終結&10話突破!!
おめっと私。
早く、マーズが書きたい。
そこでやっとこだせるのよぉーー!!
大好きなあの方が!!
うふふv
その前にはクリクがあるけどまたそこでなにかがね。うん(何)
2007/1/30